予備校比較まとめ

5回に渡って予備校の比較、紹介をしてきたわけですが、今回はまとめておこうと思います。


☆費用☆

安価               ←費用→               高価

動画系(スマホ)<通信系<自習型<動画予備校≒大手<1:2個別<完全個別

 

こんなイメージでしょうか。

動画系(スマホ)が最も安価ではないでしょうか。月額1000円程度で動画見放題とかありますし。

 

通信系も安いです。これは箱(教室)がないからですね。人件費削って毎年同じもの送るので安くできるのです。言いそびれてましたが、基本的に毎年ほぼ同じものらしいので、浪人してももう一度同じものが送られてくる可能性があります。そこはきちんと問い合わせましょう。

 

自習型はほぼ場所代ですね。人件費っても電話番位でしょう。

 

動画予備校と大手が≒となっているのは、何種類動画を見るかによって値段が決まってくるからです。1動画は安いですが、あれもこれもと受講するとどんどん費用がかさんでいきます。大手や動画予備校はここが稼ぎ時ですから、受験生の不安をついて煽ります。本当に必要なものだけ取りましょう。

大手は何科目かセットになっているので通常は余計な費用はかかりませんが、講習などは別料金です。大手の利用としては講習のみが一番効率的だとは思います。なぜなら自分のできないところのみの受講が可能だからです。

 

1:2個別と完全個別が高いのは仕方がありません。人件費がかかるからです。

また、こちらも夏期講習だ冬期講習だと煽ってきますが、個別に夏期講習冬期講習でコマをいれすぎるなら普段と同じ月4コマくらいにしておいたほうが、学習ペースを乱さなくてよいでしょう。勉強せずに毎日個別に通うことほど下らないことはありません。わからないところを明確にしてから通うのがよいでしょう。

 

 

☆質問のしやすさ☆

しにくい            ←質問しやすさ→          しやすい

自習型<通信系<動画系(スマホ)<大手集団<動画予備校<1:2個別<完全個別

自習型はモノにもよりますが自分の力で問題集を理解しないといけません。

 

通信系は質問というよりは自分の答案に対しての解答ですから、質問はしにくい。

 

動画系(スマホ)は質問対応もできるようですが、skypeなんかで質問するのに抵抗があるとなかなか難しいでしょう。

 

大手集団は前述したとおり質問に長蛇の列です。動画予備校も同じです。

大学生のチューターをアルバイトで雇っているところもありますが、それでも並んでいた記憶があります。

 

1:2個別と完全個別が質問しやすいのは当然でしょう。そのためにいるのですから。ただその分高価にはなります。

 

☆カリキュラム☆

遅い             ←カリキュラム→             早い

完全個別≒1:2個別<自習型≒動画系(スマホ)<動画予備校<通信系<大手集団

 

完全個別と1:2個別は講師のやる気次第です。なぜならほとんどの場合アルバイトの大学生だからです。以前個別指導塾の教室長をしていたときは勤務時間外の準備があるなんてブラックバイトだなんだ言われましたが、そんな気分で教育に携わって欲しくないですね。結局のところ、彼ら主導で進めることはめったにありません。学校に合わせた進度になりますので、通っている学校のレベル以上の成績は望みにくいということになります。

どうしても逆転したいなら、先生を変えられるか教室長に聞きましょう。まぁ教室長もやる気ない場合がありますけど……

 

自習型と動画系は講師に引っ張られない分自分の精神力でなんとかなります。

 

動画予備校は見ている動画の理解度次第ということになります。疲れているとみている最中に寝たりしますし…

 

通信系は勝手に送られてくるという点ではカリキュラムのアレンジがききません。ただし、Z会は期限を過ぎても採点はしっかりやってくれたので(半年くらい有効)まだ救いがあります。

 

大手集団はもう学校と同じです。ついていけないものは置いていかれます。学校の進度よりも段違いに早いです(ぶっちゃけ大学の授業はもっと早いけど)1回でも寝ると大変です。緊張感をもって日々の授業に臨みましょう。


結局自分でやるしかない

なんだかんだいってきましたが、結局やるのは自分です。これがきちんとわかっていれば、どの予備校に通ったとしても成績はでるはずです。

 

それを予備校の種類のせいにしたりして、ここの予備校のシステムよりあっちのほうがよさそうだ。とウロウロするのはできるだけ少ないほうがいいです。そのために今回は色々な塾の形態を紹介したにすぎません。

 

試してみるのはいいですが、やはりオススメするのは自学です。

というのも、大学進学を目指して勉強するにしても学校の内容についていけていないのに予備校を選択する人があまりにも多いからです。

できないから即予備校というのはおかしいです。授業を受けただけでは実力は絶対に伸びません。

 

なぜ授業についていけないのか。それは

 

基礎学力(小・中学校で習う事)が身についていないからです。

 

「こんなの勉強して何か意味あるの?」という発言や

「大人になってから使わないじゃん」ということをよく聞きますが、これってただ勉強したくない言い訳ですよ。

 

ていうか役に立つ立たないでいうなら「大人になる過程で必要だと定められたもの」だからやるしかないでしょ。実際基礎学力がないと高校で苦労するわけで(上にあがろうとすれば)

 

だからまず基礎を自分で磨いてから予備校なり塾なりいきましょうと提案するわけです。

 

基礎学力がないまま予備校に通うというのはただのファッションです。

ですから、まずは一人できちんと勉強してみましょう。

そのための方法を少しずつあげていきますので。

 

※年を取ると説教臭くなって困る。