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進路の選択。文理どっちを選ぶべきか


ちょっとだけ昔の話

今を去ること十数年前の事。次年度の科目選択に迫られました。

高1から高2になるときの話です。

選択肢は物理か日本史。

学校の先生からは「理系にいくなら物理、文系にいくなら日本史を選べ」と言われていました。

学校の先生はこう続けます。

「文転は楽だが理転は無理だから理系にいく可能性があるやつは物理を選択しろ」

文転とは文系へ進路転換する事

理転とはその逆。

得意科目は社会でした。

でも興味があるのは化学。

因みに化学は必修科目でした。

どちらかというと物理(数学)は苦手…

 

さんざん悩んだ結果。理系大学へ進もうと思って理系を選択したのでした。

 

果たしてこの選択はあっていたのでしょうか。

苦手な科目は履修するな

物理といえば中学でも計算が多くて苦手とする子が多い分野。

興味がないのに理系だという理由で取る必要はあったのか。

 

全くありませんでした。

 

物理は確かに多くの大学で受験科目として有用ですが、化学ができれば大体の大学は受験できますし、彼は受験科目で化学の他は生物を使うつもりだったので、物理は精神的に重かった…


結果、内申を上げる武器にはならず、公募推薦への道は断たれてしまったのです。

 



これに懲りて高3の選択肢は緩めのものを選択しましたが、ここでもやらかしました。

数学Ⅲ(当時はCも)を選択してしまったのです。

数学ⅡとBは必修でしたが、やはり「理系進学のためにはⅢCまで」という先生の勧めもあり(ぶっちゃけ文転も勧められたが)履修しました。

でも受験校には数学ⅢCいらなかったんですよね…
結局授業はただいるだけで全く身に入りませんでした。

志望校に合わせた科目選択をすべし

ある程度進路の方向性が決まっていて受験校を絞れるのであれば出来るだけ楽な科目を履修するべきです。

評定平均さえクリアしていれば(大体3.5以上)AO入試等の受験資格が得られますから。

ただし内申のためとはいえ、受験勉強に支障がでないようにしてください。例えばやたらと課題の多い先生の授業など、普段の勉強時間が削られてしまいます。

部活の先輩と仲良くしておいて話を聞いておくといいですね。

実際、文系選択から理系を受験して受かるものなのか

文系選択で内申を荒稼ぎしつつ、理系の大学に推薦合格した人もいます。
大学入学後に物理と数学を使う学部だったので、合格してから慌てて個別指導塾に通ったりしていましたね。

中には大学入学後も通う人もいます(それがいいか悪いかは置いておいて)
とにかく受かればいいんです。高校の授業を受けなければ受からないということはありません。

受験科目の先生のことが苦手だったらどうすべきか



学校の先生と合わないので授業を受けるだけ無駄と思っていませんか?
学校で履修する代わりに予備校で習おうとするのは出来るだけやめておいた方がいいです。

なぜなら、学校にいる時間が無駄になるからです。

学校で授業を受けるメリットはなんやかんやで授業時間にあります。いれないよりも入れるほうがいいですよね。また、定価的に試験を行ってくれます。そこできっちり点数を取れば自信にもなります。

ただ、某高校の先生のように人類史だけで1学期使うような世界史の先生はお勧めしません。

受験科目でなくてもなんやかんやで役に立つ

受験勉強に関係のない科目を履修したとしても、所詮一般教養レベルです。知らずに馬鹿にされることはあっても知っていて損することはありません。

意外と知らないかもしれませんが、大学の1年次には大体一般教養といって、理系は文系科目、文系も理系科目を学びます。
(公務員になりたい人も役に立ちます)

特別ボーナスだなぁと感じたのは、理系大学入試の英語の長文で歴史物が出たときです。長文読まずに問題解けたという奇跡が起きました。一人でニヤニヤしてたような(キモ)

まとめ
  1. 進路あるいは志望校の受験科目を調べ、受験に必要な科目を(なるべく)履修する
  2. 受験に必要ない苦手科目は、文理問わず無理に履修しない
  3. 履修する以上、学校の授業を最大限利用する。
  4. 受験に必要ない科目でもボーナスになることもある