英検を受けるか迷っている高校生へ
英検は受けた方がいいです。
というのも、受けることによるデメリットがほとんどないからです。
英検は正式名称を実用英語技能検定といい、
高校中級程度が準2級、高校卒業程度が2級となっています。
2016年から英作文が加わったためマークシート特有の❛運❜で合格する生徒は減ったでしょうね。
ただ、ゆうて合格すれば ❛高校卒業程度❜ の英語力があると認められるわけです。
つまり「高校の進度に関係なく、高校卒業程度の英語力があるかどうか確かめられる」というわけです。
これって「自分に自信をもっていい」ってことでしょ?(そこから先英語に触れなければ力は衰えていきますが)
しかも、大学入試に英語は必須。どうせ勉強しなくてはならないのです。学校の進度に合わせて高3までチンタラ続けるか、集中して高1で英検2級をとり、あとの2年間は英語以外の科目に注力できる状況をつくるか、さてどちらを選びますか?
また、外国語系の大学の推薦入試ではもっていた方が有利です。(準2級だとパンチが弱いですが)
はじめて英検を受けるなら
図解でわかる!はじめての英検 総合対策
がおすすめです(アスク出版)
旺文社の文字だらけの解説本よりも問題量があり、がんばれば1週間で終わるようにペース配分もされています。
英検の形式がわからない方はこの本から始めてはどうでしょう。
1週間前からは過去問で時間配分をチェック
過去問では自分がどのペースで解けば「英作文に十分な時間をかけられるのか」という点をチェックしましょう。
また、やみくもに解くのではなく、読めなかった単語は自分の持っている単語帳で調べてください。もし載っていなければ無理に覚える必要はありません。
分野別苦手対策
単語集はどうすべきか
単語は、学校で配られている英単語帳で十分です。それ以外にやるのであれば
読解形式で覚えるものがよいでしょう。スキマ時間に読むだけです。
長文の読み慣れもでき、単語も覚えられるまさに一石二鳥。
大学受験の参考書でおなじみ、Z会の速読英単語につくりは似ていますね。もちろんそれを使ってもいいでしょう。
英単語帳の参考書図鑑はこちら
文法を手っ取り早く学びたい人は
ぶっちゃけ英検準2級では細かい文法は聞かれません。大意を読み取ることができればよいのです。時間がないけどサクッと文法のおさらいをしたい方には、「高校英語の基礎」をおススメします。これは30日完成となっていますが、1日に3日分進めて1ヶ月で3周やることをおススメします。
解説は少ないですが、手を動かして覚えるには良い問題集です。
英作文の対策
2017年から英検2級と準2級に英作文が導入されました。
ライティングでは難しい文法は使わず、簡単な単語と文法で文字数を稼ぎたいところです。
ライティングの気を付けるべきポイントをよくまとめてくれているのは「英検○級 ライティング大特訓」です。
スペルミスが心配であれば、書いて覚える系の英単語帳もいいでしょう